甲状腺と首の腫れ
甲状腺と首の腫れ
首の腫れは、甲状腺の病気で生じる代表的な状態の1つです。
正常な状態の甲状腺は、小さくて柔らかいので、外から見ても触ってもわかりません。
でも、、バセドウ病や慢性甲状腺炎(橋本病)になると、甲状腺全体が腫れて大きくなってきます。
甲状腺が腫れる主なりゆうとしては、甲状腺ホルモンの不足を脳の下垂体が察知して、甲状腺刺激ホルモンを多量に出して甲状腺を刺激しつづけるということがあるとされています。
刺激をうけた甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌しようとがんばり、徐々に肥大していくのです。
また、結節性甲状腺腫や甲状腺癌の場合には、甲状腺が部分的に腫大します。
腫れの出るスピードや腫れ方の程度は人によってさまざまで、なかには甲状腺が肥大するのではなく萎縮して小さくなっていく例もあるとされています。
ただし、ある甲状腺専門病院が、患者の腫れの程度についての統計をまとめたところ、次のような結果だったとされます。
12パーセントの患者…外見でも触診でも明らかに腫れているとわかる。
28パーセントの患者…医師が注意深く診察するとわかる。
残りの60パーセントの患者…熟練医が丁寧に触診してやっとわかる。
甲状腺に何らかの不調があって、内部では少し腫れていても、自身では気づかずに病院に足を運ばない人もたくさんいます。
また、首の腫れ以外の状態に気づいて内科や眼科を受診する人もいるので、甲状腺の病気になっていても腫れの状態が軽度の人も少なくないといえます。
首に腫れやしこりがあると感じたときや健康検診で指摘された場合には、内分泌専門の医療施設で早めに診察をうけるとよいでしょう。
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