甲状腺と甲状腺ホルモンとは

甲状腺と甲状腺ホルモンとは

そして、正常ならば小さくて柔らかいので外から見ても触ってもわかりませんが、異常になると腫れて盛り上がり、外からもわかるようになってきます。
甲状腺には、食べ物から摂取されたヨードを原料にして、甲状腺ホルモンを生成・分泌する役割があると考えられています。
甲状腺ホルモンは、細胞を活性させて代謝を司るという生命維持に不可欠なはたらきをしています。
そのため、血液中の甲状腺ホルモンがゼロになると、約1か月しか生きられないと思っています。
逆に多過ぎると、体の多彩な機能に異常をきたします。
甲状腺ホルモンには2ジャンルあり、ヨードが3つの甲状腺ホルモンは「T3」、4つのものは「T4」と呼ばれます。
T3は「triiodothyronine(トリヨードサイロニン)、T4は「thyroxine(サイロキシン)」の略です。
甲状腺ホルモンの分泌量とT3とT4の割合は、脳の下垂体から出る甲状腺刺激ホルモンのTSHという物質によって調節されています。
血液中の甲状腺ホルモンを調査してみると、T3はわずか2パーセントほどで大半はT4です。
ところがはたらきの強さでいうと、T3はT4の10倍以上ということがわかっています。
またT4は、肝臓や腎臓で酵素の力によってT3に変わる事もわかっています。
T3・T4の不足を脳が察知すると、甲状腺刺激ホルモンを多量に出して甲状腺を刺激します。
刺激をうけた甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌しようとがんばり、徐々に肥大していきます。